【一眼初心者向け】逆光はダメ?いえ、ポートレートには持ってこいなのです。
「はいチーズ!…あ、逆光だった!こっち向きで撮ろうか~」
みたいなやり取りしたことありませんか?
あるいは、
「ディズニーのショーパレでせっかく長い時間待ってたのに、逆光で写真が全部暗くなっちゃった!」
みたいな経験はありませんか?
たしかに、逆光で普通に撮影すると写真は暗くなってしまいます。
しかし、逆光は撮り方次第で順光より良い写真が撮れるのです!(ポートレートの場合は特にそう)
逆光はダメ?いえ、ポートレートには持ってこいなのです。
まず、今まで撮ってきた写真を見返してみてください。
なんか平べったい感じしませんか?
たとえばこんな写真。
被写体のステラルーに着目。
影が全くないので平べったい印象になってしまっています。
(若干白飛びしてるし)
平べったい写真から脱却するためには、「立体感」を出すことが大切です。
そのためには、「光と影」を使いこなす必要があるのです!
撮影する向きと光の向きの関係は、4種類あります。
まずは撮影方向と光の向きを知るところから。
4種類に分類されます。
- 順光
- サイド光
- 逆光
- 半逆光
の4つです!
順光は風景写真がベスト
順光とは、被写体の正面から光が当たっている状態のことです。
それによって被写体に影ができにくいのです。上のルーちゃんの写真がそうですね。
平べったい写真になるので、ポートレートには向いていません。
逆に、風景写真では木々や葉っぱの色を鮮やかに出してくれます!
サイド光はクールな写真に活かす
サイド光は、その名の通り光が被写体の真横から当たっている状態です。
明暗の差をはっきり出すことができるので、シンプルでクールな写真を撮るのに向いています。
【重要】逆光・半逆光で立体感を演出せよ!
さて、ここまで4種類のうち2種類を紹介しました。
ここからは本題の「逆光シリーズ」です。
逆光・半逆光とは?
逆光とは、順光の逆で、被写体の背面に光が当たっている状態です。
被写体は暗くなりますが、フチの部分はくっきり映ります。
仕上がりパターンは2つ。
一つは「ふんわり系」。食べ物やグラスに入った飲み物、葉っぱなど。
もう一つは「シルエット系」。形を際立たせたいもの。
また、ポートレート撮影時はレフ版などを使って被写体に光を当てると最高の仕上がりになります。
以下のサイトが非常に参考になります。(写真のネタ帳さん)
半逆光とは、逆光とサイド光の間で、被写体の斜め後ろから光が当たっている状態です。
サイド光と逆光のいいとこ取りという感じで、
輪郭をくっきりさせ、立体感を出せます!
なので、ポートレート撮影に適しています!
逆光・半逆光で明るい写真を撮るためのカメラ設定を紹介!
では、具体的にはどのように撮ればよいのか?
そのポイントは「露出(光の量・強さ)」にあります!
コントラストを弱め(低め)に。
逆光撮影の場合、被写体と背景の明るさに大きな差があるので、コントラストを弱めにすることで、被写体と背景の明るさを近づけます。
編集してさらに露出補正。
しかし、上記の設定を施してもまだ暗いことが多いです。特に逆光の時。
編集をして明るさを調節しましょう。
筆者が使っている編集ソフト「Lightroom」では「露光量」という数値を上げると写真が明るくなります。
こちらはスマホ版でもかなり充実した機能があるので、気軽に編集したいみなさんにもおすすめです!
かわいいベルの写真の出来上がり(*'ω'*)
以上のように露出を被写体に合わせることに注意するといい写真が撮れます。
※逆光に近い半逆光で撮った写真です。
撮った時点ではかなり暗かったのですが、
編集でかなり明るくすることができました!
半逆光は、毛並みなどがふんわりするので、女性や動物撮影にも向いています!
編集で明瞭度を下げると尚良しです!
まとめ
逆光は知識がないと避けてしまいがちなシチュエーションです。
どうしても暗くなりがちな「失敗写真」になってしまうことが多いですからね。
でも大丈夫。「露出の調節」を施すことで順光よりも良い写真になります。
これからはあえて逆光を狙ってみましょう!一味違う写真が撮れますよ!